思い出のマーニー

『思い出のマーニー』は、2014年に公開された米林宏昌監督によるスタジオジブリ制作のアニメーション映画です。

米林宏昌監督にとって『借りぐらしのアリエッティ』に続く、監督作品第2作目に当たります。

今回は、『思い出のマーニー』の舞台や屋敷のモデル、アニメと原作の違いについてまとめました。

思い出のマーニーの舞台はどこ?

アニメの舞台はスタジオジブリ初の日本の北海道

宮崎駿監督から瀬戸内の案が上がります。
しかし、米林監督のイメージと違い話し合いの結果、当初から決めていた北海道に決定しました。

湿っ地屋敷の場所のモデルは釧路湿原・藻散布沼

釧路湿原は日本最大の湿原・湿地です。

天然記念物のタンチョウやエゾシカ、キタキツネ、キタサンショウウオなどの多くの動物にとって餌場と繁殖地、休息の地になっています。

水面に映る夕日が思い出のマーニーの幻想的な世界観にピッタリです!

こちらは入り江のモデルの藻散布沼(もちりっぷとう)です。

アイヌ語で「沼」を「とう」と発音します。

元は海でしたが、海岸線の後退で取り残されて沼になりました。

島のように草が生えた岸辺は入り江の雰囲気そのものですね!

屋敷のモデル

こちらが湿っ地屋敷のモデルの睡鳩荘(すいきゅうそう)です。

長野県軽井沢の企業運営によるレジャー施設「軽井沢タリアセン」の園内にあります。

昭和6年(1931)にアメリカ人ヴォーリズの設計により建てられた歴史的価値ある建造物です。

平成20年にタリアセンの湖畔に移築し復元されました。

・住所:長野県北佐久郡軽井沢町塩沢湖217
・タリアセン入園料:大人800円 小中学生400円

夕暮れ時に訪れたら、マーニーに会えそうですね!

思い出のマーニー アニメと原作の違い

原作はイギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品です。

原題の「When Marnie Was There」は、直訳すると「マーニーがそこにいた時」となります。

1967年に初版が出版され25万部を売り上げ、日本では1980年に刊行されました。

アニメの杏奈と原作のアンナは、喘息を患い海辺の田舎町に療養にやって来る点は共通しています。

大まかなストーリーの流れは同じですが、細かいところで変更されています。

舞台

原作の舞台はイギリス、ノーフォーク州の海辺にある架空の村リトル・バートン。

イギリス独特の薄暗い雰囲気に気候が似ているため、北海道が選ばれたそうです。

トラウマになったサイロが、原作では風車小屋

サイロとは、円筒形にそびえ立つ家畜に食べさせる飼料の製造・貯蔵施設です。

イギリスの風車小屋から酪農が盛んな北海道ならサイロへと、ごく自然な変更点です。

原作では暗闇のためアンナは気付かれずに置いて行かれましたが、アニメでは杏奈は「そこに居なかった」となっています。

湿っ地屋敷に引っ越ししてくる家族の構成

アニメは兄と妹の彩香の二人兄弟。両親はほぼ登場はありませんでした。
杏奈と彩香はマーニーの日記のおかげで仲良くなります。

原作ではリンジー夫妻と5人の兄弟。アンナはリンジー家全員と仲良くなっていきます。

マーニーの存在感

原作のマーニーは確かに存在するかのよう描写されています。

アニメのマーニーは実体感がなく、杏奈が作り出した想像のように描かれています。

屋敷のパーティーに参加したハズなのに、翌日の昼間に訪れた屋敷は荒れ果てたまま。

初めて視聴では、気付いたら倒れていたり、違う場所にいたりとストーリーの流れについて行けずに少し戸惑うかと思います。

ツイッターにも「ストーリーが難しい!?」という意見がありました。

しかし、「すごく良かった!」という意見も多数あります。実際に私も2〜3回ほど視聴して内容を理解していきました。回数を重ねて視聴されることをオススメします。

まとめ

思い出のマーニーについて調べました。

思い出のマーニーは女の子の「友情」の物語というだけではなく、スタジオジブリの映画の中でも、特にお気に入りという方が多数いる作品でした。

回数を重ねて視聴するたびに、杏奈の心の成長やマーニーの愛情の深さに気付かされます。

原作にも違った解釈や新しい発見をあるかと思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。